モロッコ旅行記②~砂漠を舐めるな~
宿についた後はお腹がすいていたので朝食を頂くことにします。
この宿は朝食付きですが、初日の朝食はついていないので有料でしたが、
さすがに朝早いのと動きたくなかったのでここで頂きました。パン美味しい!
この日は何処にも行かず、寝る予定だったので部屋で休みました。
いやあ、横になって寝れるってなんて幸せなんだろう・・・。
そのまま朝から昼くらいまでボケ~としながら過ごしていたものの、
寝れない感じだったので外出することに。確かこの宿で自転車を借りれたような…
ぼく「自転車を貸してください」
宿の人「自転車?そんなものはないよ!」
ぼく「えっ…」
なんと自転車はないらしいです。
そんなはずは…だってネットで予約したときに無料の自転車レンタル!
って書いてあったじゃないかあ!!…無いものは仕方ないので諦めることに。
買い物をするため、宿から出てハッシュドビルの街へ歩く。
街と言ってもかなり小さいです。でも学校帰りと思われる子供が歩いてるので、
この街にも学校はあるみたい。そうは思えないほど小さい街なんだけどね。
あれ??この建物は見たことあるぞ??
先人バックパッカーのブログでよく出ていた建物だ。
あまり覚えてなかったけど、確かここで自転車をレンタルできたはず。
でもここって日本人の管理人が居たような…?
有名なのり子さんとは別ののり子さんが居るって記事を見た気がしたんだけど、
気のせいかも。でも、ここはよく日本人バックパッカーの記事で載ってました。
本当に自転車を借りれるか不安でしたが借りれました。
でも明らかにレンタル用の自転車じゃないと思うんだよなあ
用意するのに時間かかったし、誰かの自転車を貸しただけじゃないのかな?
とりあえずお腹も減ってきたのでメルズーガの街を目指すことに。
ハッシュドビルからメルズーガまでは3キロくらい。それくらいなら余裕と思ってました。が…
死ぬほど暑い!!
そう、ここはサハラ砂漠なのです。
天候は曇りで天候的にはサハラ砂漠は本気を出していないのに暑い、暑すぎる!
そして風も強く、カッラカラに乾燥した風。口を開けてるとすぐに口の中がカラカラ。
あまりに暑すぎて、だんだん頭がおかしくなってきて
このォォォォクソ砂漠がああああああ!!
とか大声で叫びながら走ってたんですが、
口がカラカラになるという砂漠からの反撃を受けて、
途中からは何も喋らず、無心で自転車を漕ぎました・・・
脳みそが溶けた頃、なんとかメルズーガの街に到着。非常にしんどかった。
ここでマクドナルドのロゴを掲げた、偽マクドナルドに入ってサンドイッチを注文。
この偽マクドナルド、メニューにはいろんなメニューを書いてあるんだけど、
サンドイッチとサラダ以外は注文できません。なんだそりゃ!!
ちなみにこのサンドイッチ、凄まじいボリュームで食べきれませんでした。
何とか店員に持って帰りたいと伝え、紙に包んでもらった。けど、
どう考えてもこの暑さだと持って帰っても腐っちゃうよねえ。。
食べ終わった後は水やジュースを買い込んで、
アフリカンミュージック「グワナ」が聞けるところまで行こうとします。
もちろん、自転車で。こんな砂利道も何のその・・・
もはや道なき道ですが、こんなところも進んでいきます。
会話をすると口が一気に乾燥するので、口に水を含んだまま漕ぎましたよ!
ようやく大通りに出た!しかし、このあたりで心が折れました。
だってあと20キロくらいあるんですよ。絶対無理じゃん。
体力もそうだし、たぶん途中で熱中症で死ぬんじゃないかな。
というか車はよく通るんだけど、
現地人も僕らのことを哀れんだような目で見てるんだよな…
行くにしても自転車ではなく車をオススメします。自転車じゃたぶん行けません。
ということで頑張って自転車を返しに戻り、
ハッシュドビルの商店でまたもや水とジュース、お菓子を買って宿へ。
その途中で子どもたちに、暑すぎて完全にお湯になったファンタをあげました。
ファンタ!ファンタ!っていうから何のことかわからなかったんだけど、
俺のザックにささってたファンタのことだった。お湯ファンタでも欲しいのか…。
大量に水とか飲んでるはずなんだけど、一切トイレには行かない。
たぶん飲んだ分は汗として出てるんだけど、一気に乾燥してるから、
まったく気づかない。非常に怖いところだよ・・・。
あまりお腹が空いていなかったけど宿で夜ご飯を食べた。
最近日本でも広まりつつあるという、タジン鍋です。
上に野菜が乗ってて、隠されるようにして肉が入ってます。
全体的に日本の肉じゃがに似てるような気がしました。
味はかなり薄いですが、かなりヘルシーって感じ。肉も多くないし。
そんなこんだでシャワー浴びてすぐ寝てしまいました。
考えると日本からモロッコまできて、自転車に乗って、
よくそんな体力があったものだなあと思います。
次回は砂漠ツアーに参加するが、砂嵐に巻き込まれるの巻!
続き
モロッコ情報コーナー
泊まった宿
Auberge Camping SAHARA(オーベルジュ・キャンピング・サハラ)
- 料金は一泊ダブルで50ユーロ。無料の朝食付き。
- 頼めばメルズーガ・リッサニから無料の送迎有り。
- ホテル内のレストランは朝食30DH(初日は有料)。夕食は80DH。水は10DH。
- 砂漠ツアーに申込可能。400DHでした。
室内はエアコン・トイレ・シャワー付きで快適。
Wi-Fiもあるが部屋の中までは届かない。ネットするなら食堂でする必要あり。
プールもあるがオフシーズンだからか、清掃されてなくて入ろうと思わなかった。
Booking.comで予約すると無料の自転車ありって書いてあるが、
もう自転車はないみたいなので注意してほしい。乗る機会はないと思うけれど…
宿の人の愛想は良いと思います。英語話せたら色々な相談乗ってくれそうです。
地球の歩き方には料理が抜群に美味しいって書いてあるけど、
そこまでではないかなーと思いました。おいしいけど、絶賛するほどでもないかな。
ハッシュドビル
かなり小さな街ですが、みんなフレンドリー。
商店が多くあり、ホテルで水などを買うより格安で買えます。
Restaurant Fatimaという店がお土産の量が多くてオススメ。
ただし、価格は高めなので買うなら頑張って交渉する必要があります。
またレンタルサイクル借りれますが、気候的にあまりオススメはしません。
料金は丸一日借りて25DHくらいだったと思います。