キルギス旅行記①~カザフスタン入国~
8月14日から8月28日までキルギスを旅行してきました。日本人にはあまり馴染みのない国でしたので不安も大きかったですが、無事に帰ってくることが出来ました。
ただの旅行記事だと自己満足になってしまうので情報もたくさん書いていきたいと思います。中央アジアの国々はガイドブックがあてにならないことが多いので参考になれば幸いです。
記事の最後には情報のまとめを書いていきます。情報だけが欲しい方は一番下まで飛ばしてください。
機内食。味は普通でした。今回は成田発タシケント行きのウズベキスタン航空に乗っています。タシケントで乗り継ぎをしてカザフスタンのアルマトイへ。アルマトイからキルギスへ陸路で入国し、キルギスの首都であるビシュケクを目指します。
航空券を取ったのが遅かったため、このようなことになっています。本来はビシュケクに直接行ける安価な便もあるみたい。ちなみに帰りはビシュケクから帰れます。カザフスタンに再度入国するのは面倒なので助かりました。
ウズベキスタン航空の座席についているモニターで映画も見られますが、ハリウッド映画は一切なく、ロシア映画なのか地元映画なのかよくわからない映画たちだけなので暇つぶしになりませんでした。
ウズベキスタン航空といえばリコンファームが必要な航空会社と言われています。私はExpediaで航空券を取得したのでリコンファームがいらないはずだったのですが、念のためウズベキスタン航空の東京支部に電話したりしましたが、結論としては成田空港でチェックインする際にリコンファーム出来ました。
おそらくリコンファームしなくても大丈夫なようですが、念のためということでANAのお姉さんがやってくれました。なので心配な方はチェックインカウンターで申し出るといいと思います。ウズベキスタン航空の電話対応は最悪でしたので。
タシケント国際空港にて。タシケント国際空港はほとんどフードコートなどの施設がありません。飲食店は3店のみで免税店は1店のみ。しかもフードコートは高価で画像のハンバーガーとファンタだけで13ドルしました。私はキレました。ちなみにWi-Fiは不安定なものの飛んでいます。
ウズベキスタンは乗り継ぎだけであればトランジットビザなどは必要ありません(2015年8月現在)。ただし乗り継ぎする際に航空券にスタンプを貰わないといけようです。荷物検査の前に貰うんですが、貰う場所が行き帰りで違いました。よくわかりませんが、係員が教えてくれたのでそれに従えば大丈夫です。
また荷物検査の際に靴も脱がないといけません。金属探知機が鳴らなくても身体検査を受けましたし、友人はX線に通したのに手荷物を全てチェックされてましたので厳重なのかも。
あとは搭乗手続きが雑です。ゲートの表示がわかりにくい上、チケットをチェックしていないような感じだったので本当にこの飛行機でいいのか不安になりました。まわりの乗客のチケットをちら見して判断したほど。以上のことから巨大空港に慣れた私には不安になる要素がたくさんありました。
飛行機に乗ってしまえば綺麗な景色ばかり。やはり中央アジアは景色が綺麗なんだなと実感しました。この景色を観たくて旅行を決めたので興奮していきます。本当に山々が美しい。
そして飛行機はカザフスタンのアルマトイへ。カザフスタンは日本人で観光目的で15日間までの滞在であればビザが免除されます。(2017年末まで実施)。
アルマトイの空港に降り立ち、入国審査の前に入国カードに記入します。入国カードは入国審査をするところの前に置いてあるし、みんな記入しているのでわかると思います。中央アジアの国々には珍しく英語表記もあるので記入は楽です。
上から姓・名・国籍・渡航目的・招待した人(空欄でも可)・同伴した子供(空欄でも可)・署名です。わからなかったら管理官に聞けば教えてくれそうです。書いた後は入国審査へ。カメラで顔を撮影された後、すぐにスタンプを押してくれました。楽です。
空路で入国した場合は上の画像のようにスタンプが二個押されます。一つは入国スタンプ。もう一つ、右上に押されているスタンプは滞在登録のスタンプです。空路で入国した場合は自動的に滞在登録のスタンプをもらえますが、陸路で入国した場合はもらえません。入国してから5日間以内にオヴィールという役所で滞在登録をする必要があるようです。
友人は帰りに陸路でカザフスタンに入国し、次の日空路で出国したのですが、滞在登録をしなくても大丈夫だったようなので5日間以内に出国すれば大丈夫なのかもしれませんが、非常に曖昧なので出来ればしておいたほうがいいと思われます。
入国した後は税関申告書への記入。地球の歩き方によるとカザフスタンは1万USドル以上の所持金の場合は申告の必要あり、さらにカメラやパソコンなどを持っている場合は申告する必要があるようです。私は1万ドルは持っていないですが、カメラやパソコンを持っていたので申告書を書こうとしたところ、地球の歩き方に載っている申告書と実際に書こうとした申告書の内容が違う。
おそらくカザフスタンが申告書のレイアウトを変えたんでしょうが、全てキリル文字で書かれているため読めず、これじゃあ書けないよ!ということで近くに居た空港の係員に書き方を教えてくれと聞いたのですが、1万USドル持ってなければいいよ、と言われたので結局記入しませんでした。
地球の歩き方によると印を貰った税関申告書は出国の際に必要になる、と書かれていたので不安になりましたが、結論からいうと出国の際に税関申告書は求められませんでした。なのでカメラやパソコンを持っていようが大丈夫でした。ただこれも曖昧であり、形骸化してるのか、たまたま私が運が良かったのかわかりません。
また後で詳細を書きますが、似たようなシステムのキルギスでは入国時に税関申告書自体が見当たらず。出国時の空港で税関申告書がありましたが、書かなくても問題ありませんでした(カザフスタンと同じくレイアウト変更されていた)。もはや謎です。本当に形骸化しているのかもしれません。
そんなこともあり、?のまま空港から出ると私の名前が書かれた紙を掲げる男性が!私はホテル以外何も予約していなかったのでさらに?状態になりましたが、ホテルのオーナーが迎えにきてくれていたようです。
予約していたホテルは一泊1000テンゲ…日本円で500円のドミトリーの宿。なのでまさかピックアップしてくれるとは思いませんでした。おかげでタクシー代が浮いたし、非常に助かりました。
オーナーもフレンドリーでお菓子はくれるわ、エクスチェンジはしてくれるわでホスピタリティもバッチリでした。しかもタオル付き。安宿でタオル付きなのは嬉しい限り。しかも4人相部屋だったけど他に人はいませんでしたとさ。
次に続きます。
色々と情報まとめ(2015年8月)
ウズベキスタン航空
リコンファームの必要あり。ただ曖昧なのでチェックイン時に聞くのが良さそう。ウズベキスタン航空の東京支部に質問したが非常に態度が悪く信用できないと判断した。
タシケント国際空港
乗り継ぎの場合はビザ不要。乗り継ぎの際にも航空券にスタンプを押して貰う必要あり。荷物検査の前あたりに押す人がいる。その前にも航空券とパスポートのチェックがあり。荷物検査では靴も脱ぐ必要がある。金属探知機やX線に反応しなくても抜き打ち検査される場合あり。ターミナル1内には飲食店は3店舗しかない。飲み物が欲しい場合は荷物検査側から見て右側のバーが価格が安いためオススメ。免税店も1店舗だけある。
カザフスタン入国に関して
空路で入る場合は入国審査時に滞在登録をしてくれるため問題なし。陸路で入国した場合は入国後5日間以内にオヴィールに出向いて滞在登録をしなくてはならない。噂では5日間以内に出国する場合は滞在登録が不要らしいのだが、滞在登録はしておいたほうが無難か。友人は1日間の滞在だったため滞在登録をしなかったが問題なかった。入国カードに滞在登録のスタンプが押されるため、入国カードは出国時に必要になる。
税関申告書に関しては本来は入国時に記入し出国時に必要になるらしいが、係員に聞いたところ1万USドル以上持っていなければ書く必要がないと言われたため書かなかった。また出国時にも提出を求められなかった。地球の歩き方2015~2016年版に載っている税関申告書と現地の税関申告書は違っているため地球の歩き方は役に立たなかった(キルギスも同じ)。
カザフスタンのアルマトイで泊まったホテル
空港と街の中心部との間くらいにあるホステル。1人1000テンゲ(500円)程度。Booking.comで予約したところ、メールにてどうやってくるのかの質問があり、空港到着予定時間を送ったところ、空港でピックアップしてくれた。
4人相部屋。シャワーとトイレは共同。キッチンあり。無料Wi-Fiあり。タオルも貰えるため非常にコスパが高い宿。ホスピタリティばっちりでお菓子も貰えた。エクスチェンジも出来た。ただBooking.comを通さずに友人がいったところ無愛想だったらしい(またはオーナー不在のためか)。