旅するゲーマー

たまに旅をするゲーマーが日々を綴ります

キルギス旅行記②~カザフスタン観光とキルギス入国~

 


前回からの続きです。情報だけ見たい方は一番最後まで飛ばしてください。

2015-08-14 23.09.18

 

翌朝。もらったお菓子を朝食にして出発の準備をします。今日の夕方にはカザフスタンを出国してキルギスに行くのでカザフスタンの観光は今日だけ。宿の人からカザフスタンに何日いるの?と質問されたのですが、正直に一日!って答えたら残念そうな顔をしていました。ごめんなさい…。

見どころがあればいいのですが、残念ながらカザフスタンキルギスとも都市には見どころがあまりありません。なのでカザフスタンはスルーしてもいいくらいだったのですが、せっかくなので半日だけでもアルマトイだけは見ておくことにしたのです。


3W0A8244


泊まった宿。ホスピタリティばっちりでした。街からは遠いけれど、空港からはそこそこ近いので夜遅い便で入国した人には良さ気だと思いますよ。

3W0A8252


道路に出てタクシーを拾います。バス停も近くにあったのですが、全くわからなかったのでタクシーを使うことにしました。カザフスタンは白タクばかりでタクシー表記があるタクシーすらいないといった感じ。道路脇で手を斜め下に出していると車が止まるので行き先を告げると走ってくれたり、ダメだったりします。

たぶん一般人も方向が合えば小銭稼ぎで乗せてるんだと思うんですが、旅行者からすると悪名高い白タクに乗らないといけないので緊張するかもしれません。特にアルマトイの空港にいるタクシーは突然1キロ単位の値段を言い出すとかで油断できないらしいです。

3W0A8276  

 

アルマトイの見どころである28人とパンフィロフ戦士公園。画像は公園の中央にあるゼンコフ正教教会です。失礼ながら全く期待していなかったのですが、かなり綺麗でロシアっぽい建物ということで興奮してしまいました。中は無料で入れるようですが、写真撮影は禁止というマークがあったので入りませんでした。

3W0A8320


反対側から。たくさんの鳩がいて子供達が餌をあげてました。非常に時間がまったりと過ぎていてようやく旅行してるんだなあという実感がわいてきた。朝ということもありますが、カザフスタンは思ったより涼しく清々しいです。乾燥していることもあって、不快なジメジメ感は一切ありません。なお、夜は息が白くなるほど冷え込みます。

3W0A8322


日本でいうババヘラアイス的なものが売られていたので買いました。値段は100テンゲだったか200テンゲだったか忘れましたがそんなものです。いまさらですがカザフスタンの通貨はテンゲ。1テンゲ=0.5円ほど。

3W0A8327


そして戦士像へ。第二次世界大戦のモスクワ戦線に出征し戦死した戦士たちを称える像らしいです。撮り忘れましたが、近くには火も灯っていて戦士の墓もありました。なんというか、日本と違った戦争の記念像ですね。

3W0A83423W0A8346 

 

お腹も空いてきたので中央バザールに向かいます。ただ地図に書かれている場所にいってもバザール感がない…。ショッピングセンターのまわりにそれらしきところがありましたが、本当にここなんだろうか。

それでもたくさん色々なものを売っていてTシャツあたり欲しくなりましたが、キルギスのほうが安そうなのと重いバックパックを背負っているので選ぶのが面倒になってやめました。
 

3W0A83513W0A8350

  

お腹減ったのでプロフを食べました。肉がたくさん入って500テンゲ。味はなかなか美味しかったです。野菜も食べるか?ってジェスチャーでされたので食べる!って言ってしまいましたが生野菜でした。今まで気をつけなくてもお腹を壊すことは少なかったので余裕をかましてましたが、後々この傲慢さのおかげで大変なことになっていきます。

あと薄々気づいていましたが全く英語が通じません。これはキルギスも同じでした。まあ私も全然英語話せませんが、How muchからone.twoなどの数字、ATMも通じませんでした。なのでロシア語を否応なしに勉強することになります。…私は最後までいくらですか?すら言えませんでしたが…

3W0A8375

 

お昼になったのとアルマトイの観光はほぼ終了したのでキルギスに向かいます。キルギスに行くにはサイランバスターミナルから出ているバスや乗り合いタクシーに乗る必要があるので移動。地下鉄が綺麗という噂があるので地下鉄を使います。

3W0A8379

 

すげぇ下る!すげえすげえ、さすが防空壕の役割をしているだけあるわ!と盛り上がりましたが、日本に帰ってから日本の電車にも乗りましたが日本もこれくらいは降りてましたね。

3W0A8385

 

ホームはこんな感じ。確かに綺麗だけど思ったほどではないような…。

 

3W0A8386

  

路線図はこれ。迷いようがないくらいにシンプルです。料金は80テンゲ。終点のMoscow駅で降りて徒歩でバスターミナルまで行きます。ちなみに車両は非常に綺麗で問題ありませんでした。電光掲示板に駅名も表示されるので乗り過ごしの心配もなく。そもそも終点で降りたんですけどね。


3W0A8394

 

歩いている途中でデカイ犬を見かけました。さすが犬もでけえ!と思ったら現地の人もかなりビビってました。ええ、この犬はいったい・・・。




バスターミナルの写真は撮り忘れましたが、上がサイランバスターミナルの場所です。キルギスビシュケク行きはもちろん、カザフスタン国内の各方面へのバスが出ているみたい。

バスターミナルに近づいた時点で客引きのおっさん達が 何処にいくんだ? みたいなことを聞いてくるので行き先…私の場合は ビシュケク と言えば あっちだ! なんて具合に案内してくれます。

ただバスに乗りたい場合は無視してバスターミナルに入ったほうがいいでしょう。この客引きは乗り合いタクシーのものなので注意が必要です。私達は乗り合いタクシーに乗りたかったので。

ビシュケク行きの乗り合いタクシーは一台一万テンゲ。客は四人乗れるので四人集まれば一人2500テンゲになります。私達は四人集まるのを待ったので2500テンゲでした。ちなみにバスの場合は1300テンゲらしいです。国境越えをするため、バスだと最悪置いてきぼりにされる可能性もあり、テンゲも余っていたので確実に待っててくれる乗り合いタクシーを選択したというわけです。


3W0A83973W0A8422

 


カザフスタンアルマトイからキルギスビシュケクまでは5時間ほど。途中でイミグレもあるのでそれも含めた時間です。景色はなかなか綺麗ですが、まあ退屈でした。バスはわかりませんが、タクシーの場合は休憩が一度だけ。タクシーなので休ませろと言えば止まってくれるでしょうけど。


3W0A8418

 

 イミグレに関してですが、カザフスタン側はパスポートの提示をして中に入り、出国手続き。入国のときにもらった入国カードが必要になります。私は特に何も質問されずに出国のスタンプをもらえました。そのまま歩いてキルギスのイミグレへ。キルギスは日本人の場合、別室にパスポートを持って行ってスタンプを押してくれます。


別室だから厳重なわけではなく お前はサムライか?ヤクザか? みたいなことを笑いながら聞きつつ、別室にパスポートを持っていくので和気あいあいとしているので安心できます。すぐにパスポートは返してくれるのでそのまま入国。入国カードや税関申告書などはありません。今までで一番楽だったかもしれない…。

それが終わればキルギスに入国してタクシーを待つだけ…なんだけど、なかなか来ない。あれ!?置いて行かれちゃった!?と思ったのだけど、20分くらい待ってたら来ました。どうやら車両は時間がかかっていたらしい。ただ乗ってた二人のおっさんが居ない。運転手に聞いたら遅かったから違うタクシーでビシュケクに行っちゃったらしい。ブルジョアだな!

3W0A8429

3W0A8437

3W0A8440


 

そしてビシュケクに到着。なんだこのラブホテルは!と思った方も多いでしょうが、予約していたアパートメントホテルにチェックインしたらこの部屋に通されました。ちなみに普通の部屋もあるので、この部屋がおかしいんだと思います。あと椅子をどかしたら20ユーロ出てきて一泊分くらい無料になりました。わけわかりません。

あとこのホテルは非常に場所がわかりにくく、ただのアパートの一部をホテルにしているような感じなため初見では見つけられないと思います。私は乗り合いタクシーの運転手が案内してくれた上、電話で管理人を呼んでくれたため見つけることが出来ました。

次に続きます。

 

色々な情報コーナー

 

カザフスタン

 

通貨…テンゲ。1テンゲ=0.5円。アルマトイ空港から中心部までタクシーで2000テンゲ~2500テンゲ。ご飯~500テンゲくらい。地下鉄80テンゲ。日本円からテンゲの両替は困難。

 

サイランバスターミナル



カザフスタン国内や国境を超えるバスが発着している。地下鉄の最寄り駅はMoscow駅。Moscow駅から歩いて20分~30分程度。ビシュケク行きのバスは1300テンゲくらい。乗り合いタクシーは1台1万テンゲ。四人集まれば一人2500テンゲ。アルマトイからビシュケクまでは5時間程度。

 

カザフスタンキルギスの国境

カザフスタンキルギスの場合は楽。カザフスタン側では入国カードとパスポートを提示すれば少しの質問はあるかもしれないがスタンプを押してくれる。キルギスの入国審査は厳しくなく、別室にパスポートを持っていかれるがすぐにスタンプが押されて帰ってくる。ただ人が多いため出入国を合わせて1時間程度は時間がかかる。

乗り合いタクシーの場合は運転手が乗客を探してくれるが、バスの場合は多少面倒かもしれない。タクシーもバスもそうだが国境までの便もあるらしく、その場合はキルギス側でバスやタクシーに乗り換えが必要らしい。乗る際に要確認だと思う。

情報では24時間国境はあいている。が、実際に夜中に行ったわけではないので確証はない。18時くらいに行った際はあいていた。

 

キルギスで泊まったホテル

 

Booking.comのセール時で一泊約2000円。直接行くと約3000円。現在Booking.comのセール中だが約3000円ということで値段が変動している。一度Booking.com無しで行ったが頼んだら約2000円になった。

バス・トイレ・簡易キッチン(ガスは使えずケトルのみの場合やケトルすら無しの部屋あり)・無料Wi-Fi(レセプションの隣ですら不安定)・タオルあり。キルギスの物価的には中クラスの宿だが、広くて快適。エアコンがない部屋もあるが夜は涼しいため問題なし。ただWi-Fiが不安定なのが厳しかった。

あと宿の管理人がオーナー以外英語を一切話せない。しかも支払いに関することで一度モメたのでしっかり確認することが必要(ホテル側に悪意はなかった)。キルギス全体に言えることだけど、パスポートのチェックすら無く、領収書も渡されないためトラブルになる可能性がある。

場所はわかりにくく普通のアパートの一部をホテルにしている。ただGoogle Mapsの位置は正確。泊まりに行く人はGoogle Maps上のアパートに入り、エレベーターで8階に行くとレセプションがある。