旅するゲーマー

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モロッコ旅行記①~モロッコは遠かった~

 


9月13日から9月27日までモロッコへ旅行してきました。

今回からはその旅行記を書いていこうと思います。よろしければお付き合いください!

 

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突然ドでかい地図を貼りましたが、日本にいるときに計画していたルートです。
当初の計画ではカサブランカ→メルズーガ→フェズ&メクネス→シャウエン→カサブランカ→時間があればマラケシュって感じでした。

 

地図でもわかるとおり、モロッコとスペインは非常に近く、高速船で30分ほど。

しかし、今回の旅行では時間がそこまであるわけではないので予定には入れてませんでした。

出発前はモロッコだけを濃厚に楽しむ!のんびりできるし!と考えていました。

  

そして出発の日!

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羽田空港発の便を予約していたので羽田空港まで向かいます。

石川県に住んでいるので、まず羽田空港までの移動が結構大変。

移動費節約のために高速バスを予約していたので、まずは福井駅まで電車で移動しました。

 

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大都会福井市に到着です。

ここで高速バスに乗り、横浜駅まで移動します。

ちなみに乗ったバスは三列シートでユッタリだったんですが、

中央の席だったので外の景色も見れず、あまり寝れなくてしんどかった。

 

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横浜駅到着後はiPhone6購入待ちの行列を横目にみつつ、

YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)へ徒歩で移動。

そこから羽田空港国際線ターミナル行きのバスに乗ります。

 

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そして羽田空港到着!ようやく日本脱出できそう…と思いきや!!

 

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ついた時点で10時35分発の便が12時に遅延してました。

私の買った航空券はモロッコまで二回も乗り継ぎがあるもので、香港とドーハで乗継します。

ただ香港での乗り継ぎの待ち時間は4時間ほどあったので、全然慌てませんでした。

 


マア、何とかなるだろ!と思い、とりあえずチェックインカウンターへ。

そしたらすごい行列。しかもなかなか列が進まない。どうやら対応に追われているようだ。

まあどうせ時間あるからなあと思って待ってましたが、前に居たビジネスマンはブチ切れ、後ろに居たオバサン二人も喧嘩を始める始末。。

 


非常に居づらかったですよ!!

音楽聴きながらネットサーフィンしてたら、やっと僕の番が来たのでカウンターへ。

 

 

ぼく「乗り継ぎが二回あるんですが、これ以上遅延しませんか?」

お姉さん「ああー二回もあるんですね~、12時には間に合うと思います!」

ぼく「よかった~、じゃあチェックインお願いします!」

お姉さん「はい…あれ!全席窓側になってますよ!」

ぼく「あ、僕窓が好きなんです!」

お姉さん「へぇ~そうなんですか~、あっ!モロッコ行く人初めて見た!」

 


なんて会話がありました。モロッコって割りと日本人行ってると思うけどなあ。

ちなみに僕は窓側が好きです。景色見たいし、もたれかかりたい。

あと、遅延したお詫びってことでこんなもの貰いました。

 

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レストランとかで使えるミールクーポンみたいですね。

太っ腹なことに1500円分!いつも食べない空港内の高級なものでも食べれそう。

香港での4時間待ちが削れて、しかも食事券をもらった僕はルンルンでした。

さっそく店を選びますが、やはりトンカツが食べたいのですよ。

 

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なんと、とんかつ定食は1780円…。

僕がお姉さんから貰った汚職事件…お食事券は1500円分。
完全にオーバーしています、本当にありがとうございました。

 


おじさん「あ、差額分は現金で貰えればいいから」

 


絶望していたら察してくれたのか教えてくれました。

まあ280円で食べれたと考えればいいっか!と思って注文。
ご飯とキャベツのおかわりは自由みたいです。神様ですね。

 

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※和豚 かつ仙 / 4階の江戸小路内にあります

 

普通においしかったですよ!

ご飯は4杯くらいおかわりする予定でしたが2杯で限界でした。

これから日本食とは二週間お別れなので存分に楽しみました。

 


おじさん「何処の国に行く予定なの?」

ぼく「モロッコですよ!」

おじさん「一人で行くのか~すごいなあ~気をつけてね!」



流れで一人旅になってしまいましたが、実は現地で友人と合流する予定です。

メルズーガまでは一人で行きますが、それ以降は二人旅。すいませんね!



その後、モスバーガーでジュースを飲みながら粘ってスマホの充電をMAXにしました。

電源があって助かりました。ちなみに空港内にも無料の電源コーナーがあります。

 

 

ようやく時間が近づいてきたので出発ゲートへ。荷物検査で金属探知機に反応。

ベルトすらつけてなかったのに謎ですが、靴が原因だったみたい。

でも、この後の空港では履いたままでも一度もならなかった。。

 

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ようやく搭乗…ですが、時刻は13時30分。

結局12時から更に遅れて13時30分になりました。お姉さんしっかりしてええええ!

このままだと香港の乗り継ぎ時間が1時間ほどなので焦りますが…まあ何とかなる…!



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そして最初は撮るけど最後の方は撮らなくなる機内食

さすがに一発目は撮ってました。これは味が濃くて美味しかった!
でも隣のお兄さんが300のエロシーン見ながら食っててドキドキしちゃったヨ。

 

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4時間くらいで香港に到着。すでに次の便が飛ぶまで1時間前。

搭乗開始は30分後くらいなのでTransferの表示板に従って早歩き!

端っこのゲートだったので電車にも乗りました。そしてようやく目的のゲートへ。

 

上の写真を1枚だけ撮って、ジュースでも買おうかなと思ったらすぐに搭乗開始!

結構ギリギリだったなぁと思いながら並んでたら・・・



お姉さん「对不起,您的premium member?」

ぼく「は、は??いや違います・・・」

お姉さん「じゃあ、あっちがエコノミーの列ですよ」

ぼく「申し訳ない!」


突然中国語で話しかけられたのでわかりませんでしたが、

プレミアムどうのこうの言ってたので、プレミアム専用のところに並んでたっぽい。

で、並びなおしたら中国人しかいなくてビビりました。さすがハブ空港行き。



そして航空券を渡して飛行機に入ろうとしたらエラーで入れない。

え?えっ?ここまできてシステムの不具合かなんか??と思ったら、

お姉さんが違う航空券と変えてくれました。なんだ?と思ってましたが…

 

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新しい航空券に書いてあった席はプレミアムエコノミー席でした。
何の説明もなかったけど、2回も遅延したからお詫びとして格上げされたっぽい。

だから羽田で発行された航空券が通らず、新しい航空券と交換したみたい。

 


なんにせよ、香港での乗り継ぎ待ち時間が減っただけで実害はないし、
多少急いだくらい。なのにこの措置はうれしい限り。長距離フライトだしね。

 

 

プレミアムエコノミー席は足元が広く、シートも広く二列・三列シートです。

そして飲み物を言わなくても頻繁に持ってきてくれたり、サービスがよい。

これなら多少料金あがっても快適さをとったほうがいいかもなぁと思いました。

でも今確認したら8万円くらい値段があがるので、僕はエコノミーでいきます。。



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機内食は選べるタイプだったんですが、正直どれが選べるのは今でもわからない・・・。

チキンって書いてあったから、チキンプリーズ!って言ってたんだけど、理解されなかった。

焦って適当にコレ!と言ったらパスタが出てきました。



そして気づいた…これはベジタリアン用の食事じゃねえか!

気づいたとき 「アッ!!」 って大きい声で言っちゃって、

隣に座ってた中国人JDが凄く驚いてしまった。すいません。

 

 

前にも間違えてベジタリアン用の食事を頼んでしまったことがあって、
そのときは尋常じゃないくらいのマズさで全く食べれなかったのです。

今回も多分まずいんだろうなぁ~と思って一口・・・


うまい!!これは普通のトマトソースがかかったパスタですよ!
うれしくなって全部一気に食べてしまいました。食べにくさは異常だったけど。
まあちゃんと食べれてよかった。おいしゅうございました。


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あとは映画でもみて時間を潰すことにします。

こんな感じで邦画も結構そろってるし、洋画も最新のものがそろってました。

映画に飽きたら爆睡。さすがにずっと移動しているので疲れが・・・。

 

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深夜にカタールのドーハに到着。

ハマド国際空港といい、この空港は今年できたばかりの新空港。

すべてが新しく清潔です。トイレとか荷物を吊り下げるやつとかついてて感動した。

前のドーハ国際空港は確かに古臭かったもんね。

 

そして…でかすぎる!!

私が乗る飛行機のゲートは一番離れていたんですが、中心部から15分くらいは歩いたよ。

さすがにまた中心部に戻る気にはなれず、そのまま椅子に座って寝てました。


そんでもって寒い。端っこだからだと思うんですが、

フリースきてガタガタ震えてました。女性とか毛布まいてくるまってるし。
震えてると、前で待ってた青年から話しかけられた。

 


青年「電源変換プラグ貸して!あとボールペンも!」

ぼく「いいけど・・・はい」


そしたら空港の電源にボールペンとか突き刺してた。
たぶん充電したいっぽいんだけど、結局係りの人から無理だよって言われて断念してた。
それを見てた欧米人は苦笑いしてるし、返してもらった電源変換プラグはちょっと変形したし、謎だった。



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4時間待って、ようやくモロッコ行きの飛行機に乗り込む。

ここでようやく朝焼けを拝む。ずーっと太陽から逃げてるもんなあ。


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朝食として軽食も出ました。おなかが減ってたから助かった。

しかし、ここまでくると国際線といえどローカル感が出てきます。

なんかCAの人も身近な感じ…っていうか適当だし、みんな騒いでるしうるさい。


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さすがに飛行機に飽きて早くつかないかと思って撮った写真。
まだチュニジアくらいですね。地球ってデカいかなあと思う瞬間です。

そしてSAHARA DESSERTってなってますが、こっちでもそういうんだね。

SAHARAって砂漠って意味だから、これだと砂漠砂漠ってなると思うんだけどなあ。

 

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そしてまた機内食が出ました。味が濃くておいしい!
カタール航空の機内食は基本的においしいです。EVAとかマズすぎる…。

 

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一気に飛びますが、空港からカサブランカ市内行きの電車内の写真です。
ここまでの経緯を説明しますと、飛行機から降り、入国審査へ。
これが非常に時間がかかります。審査官は多いんだけど非常に仕事が遅い…。

 

 

しかも、私が並んだ時は昼休憩前だったらしく、

自分の列が終わったらその時点でそのゲートは終わり。
ほかのゲートに列が残ってても休憩にいっちゃう。だからさらに遅れる事態に。

 

  

また詳しく書こうと思いますが、機内で配られる入国カードは使えないらしいです。

友人がフランス人に聞いただけですが、前述のとおり入国審査まで時間がかかるので、

もしダメだったら、また並びなおしになるので空港に置いてある入国カードに記入することをお勧めします。

 

 

無事にスタンプを押してもらい、荷物受取へ。

一時間ほど時間をとられたので盗まれていないか心配になりましたがありました。

そのまま出口に向かうと、またパスポート確認とX線検査が。これも無事に通過。

 

出口から出ると結構な人がいて、客引き地獄を覚悟しましたが、
誰からも何も言われませんでした。肩すかしをくらった感覚になりますが。。
出口からすぐにところにATMがあるので、ここで現地通貨を下しました。


そして電車でカサブランカ市内まで行く予定だったので、
電車の案内板に従ってAéroport Med V駅へ向かいます。

駅に着くと自動券売機と窓口がありますが、窓口で買うことにしました。


ぼく「フェズまでいきたいのです」

青年「はい切符。あの乗り場から乗れるからね」

 

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※料金は150ディラハム。日本円で1800円位。東京と名古屋間相当の距離です。

 

非常に簡単に買えました。これが電車の切符です。

本当はクラスを選べますが、何も言わなかったので安いセカンドクラス。

セカンドクラスは自由席で狭い座席。ファーストクラスは指定席で広い座席です。

フェズまでは乗り換えが必要でCASA VOYAGEURS駅で乗り換えしてフェズまで行きます。



買った後、指さされたホームに電車がとまってたので急いで向かう。
セカンドクラスは指定席じゃないのに何故か駅員に僕の席はどこ?って聞いた。

どこでもいいよと言われ、本当かよ、と思いつつ電車に乗る。

どの車両がセカンドクラスなのかわからず、しばらく端っこで立ってたら、



黒人おっちゃん「ここ座っていいよ!」
ぼく「ここってセカンドクラス??」
黒人おっちゃん「そうだよ」

ぼく「ありがとう!」

 

と親切に教えてもらえたので黒人オッチャンの前に座りました。
そしてここで間違いに気づく。さっきの窓口で買ったとき駅員は、
“あの乗り場で乗れる”とは言ったけど、“あの電車に乗れ”とは言っていない!

 

 

電車は発車した後なので焦り始める。車掌さんに聞いたほうがいいか…?
そんなことを考えていると、オッチャンが話しかけてきた。


おっちゃん「僕のiPad渡すから写真撮って」
ぼく「いいよ~、1.2.3!」

おっちゃん「ありがと~」

ぼく「すみません、チケット見せてもらっていいですか?」
おっちゃん「いいよ」


ちょうどいいタイミングで話しかけてくれたのでチケット見せてもらいました。

そしたら、この列車はラバト行きということが判明。カサブランカの向こうがラバトのため、

あれ?結局CASA VOYAGEURS駅に行くんじゃないのか?と思ったので、

 

 

ぼく「乗る電車間違えた。この電車はCASA VOYAGEURS駅に行きますか?
おっちゃん「俺もわからん。カサブランカには初めてきたよ」

おっちゃん「聞いてみる」

 

 

と、おっちゃんが周りにいた人に聞いてくれました。

周りのモロッコ人が教えてくれたんだけど、英語が達者すぎてわからん。

そしたらおっちゃんが日本の中学生レベルまで下げて説明してくれました。



・この列車はCASA VOYAGEURS駅まで行く
・切符もこのままで大丈夫(車掌さんが教えてくれた)
CASA VOYAGEURS駅で降りる人が駅についたら教えてくれる

 


とのこと。非常に助かりました。おっちゃんありがとう…。
しかし、英語力のなさに情けなくなってしまった。もっと話せたらなあ。
その後もおっちゃんから、休暇で来たの?英語って難しいけど話してれば学習できる、みたいなお話を聞いてたらCASA VOYAGEURS駅につきました。



空港から2駅目でしたが、友達は3駅目だったらしい。
もしかしたらラバト行きの列車だったからかもしれませんが早くつきました。
ちなみに駅の確認手段は駅についたときにある、駅名の標識だけです。
日本みたいにアナウンスもないし、列車内に表示もありません。見逃したら誰かに聞くしかない。


今回はおっちゃんのおかげで降りる人が教えてくれました。
自分でも駅の標識を確認してたので自信をもって降ります。おっちゃんに再度感謝してから降りましたよ!


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ここがCASA VOYAGEURS駅です。大都市の駅ですが時計は止まってます。

多くのホームがありましたが、駅内の電光掲示板に行き先と時間とホームが表示されてるので、

それで確認し、5番ホームにくるらしいので5番ホームに向かうと電車が止まってた。


これか!?と思って駅員に確認したら4番ホームで待ってろと言われる。
あれっ!?電光掲示板では5番ってなってたぞ!?と思いながら移動。。
確かに4番ホームには電車はいないものの、待ってる人は結構いる。


ぼく「この電車ってこのホーム??」
おばさん&車掌さん&おじさん「「「そうだよ」」」

 


正直不安しかなかったので三人ほどに聞いたら全員ここって答えたので4番で待つことに。

どんどん待ってる人は増えるのに一向に電車がこない…。ようやく4番ホームの電光掲示板にフェズ行きって表示されたけど、
表示されてる発車時刻が1時間くらい先になってる。こりゃ遅延してるっぽいなあ。

 

待ってる位置的に直射日光が当たるので日陰に移動して、
売店で買ったジュースを飲みながら待ってました。ちなみに水は大きいボトルで100円くらい。駅内だから高いみたいだね。

 

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結局電車に乗れたのは1時間半後くらい。

しかも4番ホームじゃなくて5番ホームに電車が到着しました。

これにはモロッコ人も苦笑いしてた。けど、線路に降りてそのまま電車に乗ってたぞ。。


写真はセカンドクラスの客室の様子です。普通のコンパートメント。
頭上に荷物置きがあるので、でかい荷物を持ってても置くところはあります。
しばらく座って待っていたら、5番ホームに電車が来たのでビビりました。あれがフェズ行き…?

コンパートメントから通路に出ると、同じようにして出てきたモロッコ人と鉢合わせ。



ぼく「この電車ってフェズにいく?」

モロッコ人「そうだよ」
ぼく「じゃあ、あの電車は何??」

モロッコ人「俺もわからん」

 


乗る前に駅員に聞いてフェズ行きって聞いてたのでこれでいいと判断しました。
ちゃんと5番なら5番のホームに停車してくれれば解りやすいんだけどなあ。

しばらくすると、僕が座ってたコンパートメントも満席となり発車しました。


最初のうちは盗みを警戒して起きてたんですが、
電車はクーラーも効いてて非常に快適そのもの。頑張って起きてたものの、
さすがにずっと移動ばかりなので眠くなり、途中からは爆睡してました。


途中で乗ってきた家族ずれの子供に起こされてからは、
その子供を観察したりしてた。今思うとカルピスの飴もってたから、
それあげればよかったかなあと思いましたけど、両親がいるから無理か。


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そしてフェズ駅に到着!


写真では軽食を食べてますが、まずはSUPRATOURS(国営バス)の乗り場を探します。

この日のうちに砂漠の町、メルズーガに出発したいのです。そのために夜行バスに乗ります。

ちなみにフェズからメルズーガに行くなら、SUPRATOURSをオススメします。

他のバス会社と違ってメルズーガに直通で行ってくれるから楽なのです。

 

 

フェズ駅から出ると客引きの嵐で、さすがに都会にきたことを感じましたが、全部スルー。
一番しつこかった自称ガイドにSUPRATOURSのオフィスの場所を尋ねたら、
フェズ駅からメッチャ近かった。。フェズ駅から出て左側のロータリーのすぐそばにあります。
そのガイドは今日のバスはないから、俺が紹介するホテルに行けとか言ってきますが無視。


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やっぱり普通に買えました。お値段は125Dh。だいたい1500円です。

これに荷物の料金がかかりますが、だいたいプラス5DHほど。
クラスの表示がありますが、二等しかないと思います。座席は指定席。
Placeのところに2って書いてありますが、これが座席番号。2番ってことですね。


そして僕が買ったチケットで完売らしくて、オフィスの職員が喜ばせようと、


職員「君のバスで最後だ!」
ぼく「え?バス?そりゃあ一日一本しかないバスだからなあ」
職員「君のチケットで最後だ!よかったな!」
ぼく「あ、ありがとうございます!」


ちょっとビックリしたけど、最初は一日一本しかないっていう意味かと思った。

ギリギリセーフで買えたので、明日の朝には砂漠の町、メルズーガに到着できる。
職員からは20時30分発だけど、20時には来てね、バスが行っちゃうかもって言われた。こわ。


オフィスから出ると自称ガイドがまだ待ってて、バスはなかっただろ?
とか言ってくるので買えたからって説明。そしたらバスの時間まで俺のカフェに来いと。
さすがに疲れてたので断るのも面倒だし、チップとして5ドルあげたらメッチャ感謝されて消えた。


その後はWi-Fiスポットを探して、フェズ新市街をウロウロ。
マクドナルドがあったのでWi-Fi接続してみたものの、何故か通じず。。
ついでにバーガーでも食べようかと思いましたが、Wi-Fiが繋がらないマックなんぞいらん!ってことで駅に帰りました。


そして写真で載せた軽食を食べ、ベンチで爆睡し、二時間ほど潰してバスに乗りました。

 

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指定席が2番なので座ったら、隣が年頃のモロッコ人女性でした。
しかも一番前の席なので結構狭くて、なんだか気まずい感じ…。
居心地悪い感じで座ってたら、バスの運転手さんがスゲエ笑いながら俺ら二人を指さして、もっとくっつけ!みたいな仕草を見せてたw

 


俺もその女性も笑っちゃって、ようやく気まずい感じも解消され、
なんか話しかけようかな?と思った直後、他の職員から女性の隣だから悪いけど席移ってもらえる?と…。


もしかしたら異国での多少の交流が生まれるかもしれなかったのに…。
と思いながら席を移ったものの、代わりの席はどこでもいいらしい。
え?指定席で全席売り切れなんでしょ?絶対他の人が困るよな…と思いながら移動。


バスは走り始め、僕はまたもや爆睡し、乗車地のメクネスで起きました。
案の定、たくさんの人が乗ってきて俺の席に変なアジア人が座ってるぞ!状態に。
もちろん俺に席を移るように指示した職員は居ない…。


もう疲れてたし、この状況を説明できる英語能力もないので、
そいつに席を代わり、通路で呆然としてたらオバサンがここに座れるよ!って教えてくれた。

ああ、助かった…と思いました。そして出発したらすぐに爆睡。相当疲れてたんだな。


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ちなみに席は普通の四列シートでした。
狭くて寝づらかったし、途中のアトラス山越えではグワングワン揺れたけど、
寒くもないし、暑くもない普通の温度だったので基本的には快適でした。


ちなみに国営バスだけど運転は超荒いし、
音楽をガンガンかけながら走行するのでイヤホンや耳栓はあったほうがいいです。
そうしないと寝れないかも…。あと休憩は最低三回はあったと思います。

 

 

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バスに揺られること10時間くらい。ようやく砂丘が見えてきました。
そう、これがサハラ砂漠!!日本から何時間かかったかわかりませんが、
やっと目的地につきました。



さらに1時間ほどバスに揺られ、メルズーガに到着。
バスの前後に走ってた車から一斉に客引きが飛び出してくる。
ええ!?お前ら客引きだったのかよ??パパラッチみたいだ…。


しかし、ここで友達と合流し、客引きを避けながらタクシーに乗る。
たぶんボラレたけど疲れてたので25DHづつ払ってホテルへ。


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ようやく、目的の宿に到着したのでした。。
以上がモロッコ・サハラ砂漠までの旅でした。次回からはサハラ砂漠を堪能します。

 

つづき

 

 

モロッコ情報

通貨・物価

1モロッコ・ディルハム(DH)=12円

水は大きいボトルで5DH~10DH。コカ・コーラなどの瓶ジュースも同じくらい。
タクシーはメーター以外は交渉制。街中移動程度であれば20DH以下。
宿は安宿で50DH~100DH。中級で100DH~200DH。高級で200DH以上。

 

電車

電車はONCFという国営会社のみが運営。
路線や時刻表はHPで検索できます。→http://www.oncf.ma/Pages/Accueil.aspx

価格は二等と一等により違い、二等は席が狭く自由席なため座れない可能性あり。
一等は席が広く、指定席なので確実に座れます。価格は50DH程度違うようです。

 

バス

電車よりも多くの都市や街を多くの本数で結んでいるので主な交通手段になると思います。

運営会社は3つに別けられ、ONCFが運営している国営バスのSUPRATOURS。

元国営会社で現民間会社のCTM。そして無数の民間会社です。


快適さはSUPRATOURSとCTMが二強で、情報も仕入れやすいです。
なので、基本的にはこの2つのバス会社を使うことをオススメします。
両方とも、ホームページで時刻表を確認できます。

SUPRATOURS→http://www.oncf.ma/Pages/Accueil.aspx

CTM→http://www.ctm.ma/

 

この記事のルート解説

 

カサブランカムハンマド5世国際空港着。
空港の到着ゲートから出ると目の前にエスカレーターがあり、電車の表記もある。

これに従って歩いて行けば空港駅に出るので窓口で切符を購入後、ホームへ。
ホームに電光掲示板があり、行き先と発車時刻、そしてホーム番号が書いてあるので注意しよう。


カサブランカ市内、またはフェズ方面に行く人はCASA VOYAGEURS駅で降りる・乗り換えとなる。
空港駅からは2駅、または3駅。電車によって違うので目安までに。
駅には駅名の看板があるので外を注意して見ていよう。わからなかったら人に聞く。

乗り換えの場合はCASA VOYAGEURS駅内に入り、電光掲示板でホームを確認。

書いてあるホームで待っていればくるはずだが、ホームが変更される可能性もあるので乗る前に誰かに聞いたほうが良い。

CASA VOYAGEURS駅からフェズ駅までは結構かかる。
おそらく終点がフェズだと思うが、そうではない場合どこがフェズ駅なのかわからないため、GPSで確認したり人に聞くのがいいと思う。

 

フェズ駅から外にでると客引きがひどい。
タクシーの客引きもしているがボッタクリ価格なため微妙。
一番良かったのは現地人が降りた後のタクシー。これはメーター料金で乗せてくれるため格安だった。

そしてフェズからメルズーガに行く場合は、スープラトゥールを使おう。
CTMではメルズーガまでいかなくて、そこからは宿の人に迎えに来てもらうか、タクシーなどで移動しないとけない。

スープラトゥールだとメルズーガまで行ってくれるので非常に便利だ。

 

またフェズのスープラトゥールオフィスが非常にわかりにくい。
フェズ駅から出て左側のロータリー近くにある。スープラトゥールって書いたバスが止まってることが多いので目印になると思われる。